林紀幸さんからの手紙
元・宇宙科学研究所の技官であった林紀幸さんから以下のような文章を頂いた。
Blogなど持っているなら掲載して欲しい、と。
以下、そのまま掲載します。いただいたのは一太郎のファイルでしたのでコピペしてますが、文章はそのままです。
▼以下掲載▼
東映映画 「遙かなる帰還」 を見て
人工惑星「はやぶさ」は何だったのだろう・・・ 全く同じ題材で三つの映画会社が競作すること自体今まで聞いた事もないような気がする・・・そして2012年2月5日朝日新聞の「天声人語」に曰く・・
・・・ 東映製作の「遙かなる帰還」に感慨を新たにしたとある・・・
朝日新聞が協賛しているのは理解できるが・・この変貌ぶりは何なのだろう・・
糸川英夫先生の批判から辞任まで朝日新聞の一連のキャンペ−ンは・・東京大学という内部・糸川研究室に居た私たちにとって・・言語に絶する問題であったように思う・・
当時私も含め糸川研究室に在籍していた面々は「そのことについて」一度も議論したことがない・・・普通・糸川先生が居なくなればいろいろ不安材料が出てくる・・しかし今にして思えば・・一度も不安に思ったことが無かったように思える・・そのようなことを口にする人もいなかった・・・
・・・当時トップにいた先生方たちからも何の説明もなかった・・
突然糸川英夫先生が消えた・・宇宙研から・・ただそれだけのこと・・・
今にして思えば・・当時の東京大学宇宙航空研究所の組織は糸川英夫先生が考えたレールにすでに乗って走り始めていたのである・・・一つお断りしておくが・この文章に「思う」・「思えば」とか抽象的表現が多いのは私林紀幸の個人的思考からこの文章を書いているのであって・・・まさに「今思えば」であるから・・
その後宇宙研の発展は歴史が認めることであり・・あの朝日新聞ですら・・事実を・・正確に伝える「術」を理解したのである・・「人」は百人居れば百通りの考えがある・・
でも世界には「進むべき」道を創る人たちが居る・・・
糸川先生が居なくなってから私は宇宙研に30年以上勤務したことになる・・そして曲がりなりにも無事に定年退官を迎え今に至っているが・・あのような心地良い空間は何だったのだろう・・実は私のわがままや・言動にじっと耐え続けた人たちのおかげだったのではないか?・・・「ロケットまつり」の松浦さん・笹本さん・浅利さんはそれはそうですよと・即座に笑顔で答えるように思う・・今はそのような私に対するすべての批判もさらりと受け流すことが出来るが・・・当時の人たちは批判すらすることの出来ないほど「ピリピリ」の状態だったのだろう・・
・・・もしかすると唯一ある糸川先生との共通点ではないか?・・・
何か趣旨が外れてしまったようだ・・私は2012年2月3日東映映画「遙かなる帰還」を見て思わず暗い映画であると思った・・・映像自体も暗めだが・・内容も暗い・・
私の在職した宇宙研は・・何はなくとも明るさだけはあった・・実験に失敗しても苦虫噛みつぶした顔をしている人はほとんど居なかった・・なぜ・・それは常に前向きだったから・・主人公は常に眉間にしわをよせ・・女性の新聞記者は離婚の子連れ・・その父親の会社は経営不振・・娘が離婚したことも知らない・・どこにこの「はやぶさ」の目的を見据えようとしたのか?理解に苦しむ・・特に内之浦の飛翔の場面・・現場に居た父親を見つけても声をかけない娘・・物語にしたかった監督の気持ちは解るが・・人々を元気にするコンセプトはどこに行ったのか?・・
多分映画としての出来映えは私などがとやかく言えることではないが・・こんな暗い世の中で苦難を乗り越え帰還した「はやぶさ」を光らせたいばかりに・・物語を暗くして・最後をヒューマンに仕立てたかったか?・・でも・・この設定はある意味失敗・・
42年間宇宙開発の人たちと進んできた道ははこんなに暗い社会ではない・・・
ロケット開発苦節57年?・・・常に新しいこころみは失敗に見回れ・・それを乗り越える喜びと・・それに反する苦しみも十分味わされてきた・・しかし誰れ言うともなく誰一人仲間を批判することもなくこの年月を過ごせたことは・ロケット開発にとって賞賛されるべきである・・・
常に前向きに・・常に明るく・・常に新しい物を求める精神こそ大切なことである・・
私は「失敗は挫折ではない」と思う・・もしかするとチャレンジしている人たちの勲章かも知れない・・・たとえ今・つまずいても来るべき未来には必ず必要になるスッテプかも知れない・・今はそう信じて進むべき道を見いだすべく・・・
宇宙科学研究所は今世界から「世界一の研究所」と言われている・・・何故・・・
それは日本に「糸川英夫」という人が居たからだ・・・本年は糸川先生生誕百年・・・そして糸川先生の求めたものは「戦中を生きた」人たちだけに理解できる・・科学を通じて自由とともに明るい社会で生活していける毎日だったのではないか?
・・・今にして思うに想像にするだけであるが・・・
Blogなど持っているなら掲載して欲しい、と。
以下、そのまま掲載します。いただいたのは一太郎のファイルでしたのでコピペしてますが、文章はそのままです。
▼以下掲載▼
人工惑星「はやぶさ」は何だったのだろう・・・ 全く同じ題材で三つの映画会社が競作すること自体今まで聞いた事もないような気がする・・・そして2012年2月5日朝日新聞の「天声人語」に曰く・・
・・・ 東映製作の「遙かなる帰還」に感慨を新たにしたとある・・・
朝日新聞が協賛しているのは理解できるが・・この変貌ぶりは何なのだろう・・
糸川英夫先生の批判から辞任まで朝日新聞の一連のキャンペ−ンは・・東京大学という内部・糸川研究室に居た私たちにとって・・言語に絶する問題であったように思う・・
当時私も含め糸川研究室に在籍していた面々は「そのことについて」一度も議論したことがない・・・普通・糸川先生が居なくなればいろいろ不安材料が出てくる・・しかし今にして思えば・・一度も不安に思ったことが無かったように思える・・そのようなことを口にする人もいなかった・・・
突然糸川英夫先生が消えた・・宇宙研から・・ただそれだけのこと・・・
今にして思えば・・当時の東京大学宇宙航空研究所の組織は糸川英夫先生が考えたレールにすでに乗って走り始めていたのである・・・一つお断りしておくが・この文章に「思う」・「思えば」とか抽象的表現が多いのは私林紀幸の個人的思考からこの文章を書いているのであって・・・まさに「今思えば」であるから・・
その後宇宙研の発展は歴史が認めることであり・・あの朝日新聞ですら・・事実を・・正確に伝える「術」を理解したのである・・「人」は百人居れば百通りの考えがある・・
でも世界には「進むべき」道を創る人たちが居る・・・
糸川先生が居なくなってから私は宇宙研に30年以上勤務したことになる・・そして曲がりなりにも無事に定年退官を迎え今に至っているが・・あのような心地良い空間は何だったのだろう・・実は私のわがままや・言動にじっと耐え続けた人たちのおかげだったのではないか?・・・「ロケットまつり」の松浦さん・笹本さん・浅利さんはそれはそうですよと・即座に笑顔で答えるように思う・・今はそのような私に対するすべての批判もさらりと受け流すことが出来るが・・・当時の人たちは批判すらすることの出来ないほど「ピリピリ」の状態だったのだろう・・
何か趣旨が外れてしまったようだ・・私は2012年2月3日東映映画「遙かなる帰還」を見て思わず暗い映画であると思った・・・映像自体も暗めだが・・内容も暗い・・
私の在職した宇宙研は・・何はなくとも明るさだけはあった・・実験に失敗しても苦虫噛みつぶした顔をしている人はほとんど居なかった・・なぜ・・それは常に前向きだったから・・主人公は常に眉間にしわをよせ・・女性の新聞記者は離婚の子連れ・・その父親の会社は経営不振・・娘が離婚したことも知らない・・どこにこの「はやぶさ」の目的を見据えようとしたのか?理解に苦しむ・・特に内之浦の飛翔の場面・・現場に居た父親を見つけても声をかけない娘・・物語にしたかった監督の気持ちは解るが・・人々を元気にするコンセプトはどこに行ったのか?・・
多分映画としての出来映えは私などがとやかく言えることではないが・・こんな暗い世の中で苦難を乗り越え帰還した「はやぶさ」を光らせたいばかりに・・物語を暗くして・最後をヒューマンに仕立てたかったか?・・でも・・この設定はある意味失敗・・
42年間宇宙開発の人たちと進んできた道ははこんなに暗い社会ではない・・・
ロケット開発苦節57年?・・・常に新しいこころみは失敗に見回れ・・それを乗り越える喜びと・・それに反する苦しみも十分味わされてきた・・しかし誰れ言うともなく誰一人仲間を批判することもなくこの年月を過ごせたことは・ロケット開発にとって賞賛されるべきである・・・
常に前向きに・・常に明るく・・常に新しい物を求める精神こそ大切なことである・・
私は「失敗は挫折ではない」と思う・・もしかするとチャレンジしている人たちの勲章かも知れない・・・たとえ今・つまずいても来るべき未来には必ず必要になるスッテプかも知れない・・今はそう信じて進むべき道を見いだすべく・・・
宇宙科学研究所は今世界から「世界一の研究所」と言われている・・・何故・・・
それは日本に「糸川英夫」という人が居たからだ・・・本年は糸川先生生誕百年・・・そして糸川先生の求めたものは「戦中を生きた」人たちだけに理解できる・・科学を通じて自由とともに明るい社会で生活していける毎日だったのではないか?
2012・2・8
林 紀 幸
「はやぶさ 遙かなる帰還」オフィシャルJAXAツアー
そんなわけで、

東映映画「はやぶさ 遙かなる帰還」のJAXAツアーに参加してきました。
現地集合現地解散。まぁ、行き慣れたJAXA宇宙科学研究所(ISAS)相模原キャンパスなので、これといって迷わず到着。

受付にて東映のツアー参加と伝えると一般ではなく業者名簿での受付だった。まぁ、そりゃそうか。
展示室にて東映担当者と名前の確認後、平時は一般立入禁止の2Fにある会議室へ。
会議室で東映担当者の方の挨拶から始まり、続いて「はやぶさ 遙かなる帰還」のダイジェスト版の上映。
ああ、なんというか、東映らしい、いい意味での『男くささ』があるなぁ。この映画の企画は坂上順さんだからなのかなぁ。なにせ大好きな「新幹線大爆破」作った人だもんなぁ。
まぁ、本当にダイジェストだったので大まかなストーリー展開が解る程度。どうせなら全編見たかったが、それは映画館でってことで。果たしてエキストラ参加した部分はカットされずに残っているのだろうか。
そんなわけで上映の後は、本日案内してくださるJAXA/ISASの阪本(酒もっと)成一さんの登場。本日のコース説明と注意事項が伝えられツアー開始。
まずは展示室1階へ。

ペンシルロケットの前でISASの歴史というか日本のロケットの歴史の説明。糸川先生のこととか観測ロケットの「電報事件」の話とか、その横の「おおすみ」や「たんせい」の話などなど。あまり日本の宇宙史に詳しくない人でも楽しく聴けるように配慮された内容に脱帽。さすが阪本先生だなぁ。
そのまま1階の次期小型衛星の前に移動して講義は続く。このままのペースだと3時間コースだなぁ。

「はやぶさ」の前では、もちろん「はやぶさ」の話。イオンエンジンとかターゲットマーカーなどをひと通り説明してくださる。話題になっても「はやぶさ」のどこに何があるのかの詳細まではあんまり知らないのでしょうから、それはそれはもう皆さん楽しげであります。

例のお札も展示室に戻ってきた。『公費ではありません、ポケットマネーで購入してます』とはいつものネタ。
この御札はご利益あったんだから展示じゃなくて返納しなきゃいけないんじゃないのかなぁ、とかちょっと思ってみたり。

そのまま外に出て、歴代ロケットの説明。ハレー彗星探査機を打ち上げたM3-SIIと

M-V 2号機。「はやぶさ」を打上げたM-V 5号機のマイナーチェンジ前の姿です、と。2段目が明らかに違うからねぇ。『こんなに大きいのか』って人と『意外と小さいんだなぁ』って人がいたので、それはそれで面白いなぁ、と。
さて、ここから先は平時には公開されていない場所に突入です。まずは、イオンエンジンの開発テストをしている場所へ。
といっても、いつもの場所は新型のテスト中で公開できないということで、その隣にある真空チェンバーの部屋へ向かいます、と、そこには西山先生の姿が。今、稼動しているのはμ-20型という話な上に撮影OKということで、ウハウハして撮影。

おお、明らかにμ-10型よりも明るく見えるわー。すげーなー。
みんなでイオンエンジンを見たあとは、今組み立て中の人工衛星を見せてくれるというので移動開始。

とはいっても、さすがに開発中の人工衛星は撮影不可ということで、入り口の写真でごめんなさい。
今回組み立てられていたのは、水星探査機「BepiColombo」の『MMO』と、次期小型衛星『NEXTAR』のシステムバス部分。MMOのほうは試験が終わった直後でどんどんバラバラにされていく途中で、原型を留めていなかった、残念。
NEXTARのバスは、思ったより大きいなってのが正直なところ。
そのまま別な部屋が見える場所に行くと、なにか見慣れないというか記憶にないというか、なんだろ、これって物体が。阪本先生「あんまり言いたくないんですが、LUNAR-Aです」って、おーい、こんなところに居たのか君は。まぁ、処分したという話も無かったから、コンテナに入れたれたまま放置されているのかと思ってた。使える部分は部品単位で使いまわすってことだから、体の一部はLUNAR-A姉さんなのって衛星が出てくるってことだよなぁ。
その横の振動試験場では『ASTRO-H』の望遠鏡部分が、どーんと置いてある。でかい。やっぱH-IIAで打上げられるとなると、ここまで巨大なものが可能なのかと。悔しいのぉ、悔しいのぉ。
次に行ったのはM-Vのフェアリングがある建物。中ではSPRINT-A観測機器部分の構造試験か何かをやっていたので、その部分以外は撮影OKとのこと。
再使用ロケットのRTV-9はカバーが外された状態だったし、実験で使った箱があったり、現場の生々しさというか、乱雑さが如実。特別公開の時には綺麗に並べられる

3段目伸縮ノズルだって端っこに追いやられて…、阪本先生が押し込んでびよーんってやりたいみたいなのですがうまくいかずに断念。ってそれ固定されてないんですねぇ、何年も前からあるから固定されているか、もう動かないもんだと思ってた。
他にもM-Vのフェアリングや3段目C/Cモーターケースなどを見学。
ここで、今回の参加者全員で記念撮影。映画パンフレットと同じ構図でぱしゃり。
その後は

元・川口先生、現・國中先生の部屋の前を通過したり

「イトカワ微粒子」が運び込まれた通路を見学したりして

元の展示室2階に戻ってきました。
そのまま会議室に入って最後の説明と阪本先生の名刺を貰って解散。
いやぁいい体験させてもらいました。
そんなわけで、

東映映画「はやぶさ 遙かなる帰還」よろしくお願いします。

東映映画「はやぶさ 遙かなる帰還」のJAXAツアーに参加してきました。
現地集合現地解散。まぁ、行き慣れたJAXA宇宙科学研究所(ISAS)相模原キャンパスなので、これといって迷わず到着。

受付にて東映のツアー参加と伝えると一般ではなく業者名簿での受付だった。まぁ、そりゃそうか。
展示室にて東映担当者と名前の確認後、平時は一般立入禁止の2Fにある会議室へ。
会議室で東映担当者の方の挨拶から始まり、続いて「はやぶさ 遙かなる帰還」のダイジェスト版の上映。
ああ、なんというか、東映らしい、いい意味での『男くささ』があるなぁ。この映画の企画は坂上順さんだからなのかなぁ。なにせ大好きな「新幹線大爆破」作った人だもんなぁ。
まぁ、本当にダイジェストだったので大まかなストーリー展開が解る程度。どうせなら全編見たかったが、それは映画館でってことで。果たしてエキストラ参加した部分はカットされずに残っているのだろうか。
そんなわけで上映の後は、本日案内してくださるJAXA/ISASの阪本(酒もっと)成一さんの登場。本日のコース説明と注意事項が伝えられツアー開始。
まずは展示室1階へ。

ペンシルロケットの前でISASの歴史というか日本のロケットの歴史の説明。糸川先生のこととか観測ロケットの「電報事件」の話とか、その横の「おおすみ」や「たんせい」の話などなど。あまり日本の宇宙史に詳しくない人でも楽しく聴けるように配慮された内容に脱帽。さすが阪本先生だなぁ。
そのまま1階の次期小型衛星の前に移動して講義は続く。このままのペースだと3時間コースだなぁ。

「はやぶさ」の前では、もちろん「はやぶさ」の話。イオンエンジンとかターゲットマーカーなどをひと通り説明してくださる。話題になっても「はやぶさ」のどこに何があるのかの詳細まではあんまり知らないのでしょうから、それはそれはもう皆さん楽しげであります。

例のお札も展示室に戻ってきた。『公費ではありません、ポケットマネーで購入してます』とはいつものネタ。
この御札はご利益あったんだから展示じゃなくて返納しなきゃいけないんじゃないのかなぁ、とかちょっと思ってみたり。

そのまま外に出て、歴代ロケットの説明。ハレー彗星探査機を打ち上げたM3-SIIと

M-V 2号機。「はやぶさ」を打上げたM-V 5号機のマイナーチェンジ前の姿です、と。2段目が明らかに違うからねぇ。『こんなに大きいのか』って人と『意外と小さいんだなぁ』って人がいたので、それはそれで面白いなぁ、と。
さて、ここから先は平時には公開されていない場所に突入です。まずは、イオンエンジンの開発テストをしている場所へ。
といっても、いつもの場所は新型のテスト中で公開できないということで、その隣にある真空チェンバーの部屋へ向かいます、と、そこには西山先生の姿が。今、稼動しているのはμ-20型という話な上に撮影OKということで、ウハウハして撮影。

おお、明らかにμ-10型よりも明るく見えるわー。すげーなー。
みんなでイオンエンジンを見たあとは、今組み立て中の人工衛星を見せてくれるというので移動開始。

とはいっても、さすがに開発中の人工衛星は撮影不可ということで、入り口の写真でごめんなさい。
今回組み立てられていたのは、水星探査機「BepiColombo」の『MMO』と、次期小型衛星『NEXTAR』のシステムバス部分。MMOのほうは試験が終わった直後でどんどんバラバラにされていく途中で、原型を留めていなかった、残念。
NEXTARのバスは、思ったより大きいなってのが正直なところ。
そのまま別な部屋が見える場所に行くと、なにか見慣れないというか記憶にないというか、なんだろ、これって物体が。阪本先生「あんまり言いたくないんですが、LUNAR-Aです」って、おーい、こんなところに居たのか君は。まぁ、処分したという話も無かったから、コンテナに入れたれたまま放置されているのかと思ってた。使える部分は部品単位で使いまわすってことだから、体の一部はLUNAR-A姉さんなのって衛星が出てくるってことだよなぁ。
その横の振動試験場では『ASTRO-H』の望遠鏡部分が、どーんと置いてある。でかい。やっぱH-IIAで打上げられるとなると、ここまで巨大なものが可能なのかと。悔しいのぉ、悔しいのぉ。
次に行ったのはM-Vのフェアリングがある建物。中ではSPRINT-A観測機器部分の構造試験か何かをやっていたので、その部分以外は撮影OKとのこと。
再使用ロケットのRTV-9はカバーが外された状態だったし、実験で使った箱があったり、現場の生々しさというか、乱雑さが如実。特別公開の時には綺麗に並べられる

3段目伸縮ノズルだって端っこに追いやられて…、阪本先生が押し込んでびよーんってやりたいみたいなのですがうまくいかずに断念。ってそれ固定されてないんですねぇ、何年も前からあるから固定されているか、もう動かないもんだと思ってた。
他にもM-Vのフェアリングや3段目C/Cモーターケースなどを見学。
ここで、今回の参加者全員で記念撮影。映画パンフレットと同じ構図でぱしゃり。
その後は

元・川口先生、現・國中先生の部屋の前を通過したり

「イトカワ微粒子」が運び込まれた通路を見学したりして

元の展示室2階に戻ってきました。
そのまま会議室に入って最後の説明と阪本先生の名刺を貰って解散。
いやぁいい体験させてもらいました。
そんなわけで、

東映映画「はやぶさ 遙かなる帰還」よろしくお願いします。
コミックマーケット81 参加情報
12月30,31日に行われるコミックマーケットにて当サークルの同人誌を頒布します。
当日は
12/30 東5 "フ"-28a「蒼の瞳」
12/31 東2 "T"-14a「馬車道Groove.」
で頒布します。
当日頒布予定の本は以下のようになります。
新刊
宇宙関連巡礼の旅10 2011年度版
発 行 日:2011年12月31日
総ページ:100P
頒布価格:600円
主な内容:
H-IIB F02 種子島打上げ遠征記
ISAS相模原キャンパス見学記
・・・etc
既刊
宇宙科学へようこそ 宇宙関連巡礼の旅3
発 行 日:2007年8月19日
総ページ:100P
頒布価格:300円
主な内容:
宇宙学校・東京
再び鹿児島、内之浦へ
宇宙科学研究本部 一般公開
H-IIA・F12 種子島打ち上げ遠征記 前編
宇宙関連巡礼の旅4 種子島と内之浦と…
発 行 日:2007年12月29日
総ページ:76P
頒布価格:300円
主な内容:
S-520-23号機 打ち上げ見学
内之浦特別公開遠征記
H-IIA・F12 種子島打ち上げ遠征記 後編
宇宙関連巡礼の旅5 観測ロケットがあるじゃないかっ
発 行 日:2008年8月17日
総ページ:36P
頒布価格:200円
主な内容:
S-310-38号機 観測ロケット見学記
新宿に集まれ! 第27回 宇宙科学講演と映画の会
幻のM-V9号機を発見!?
宇宙関連巡礼の旅6 3度目の正直なるか!?
発 行 日:2008年12月28日
総ページ:60P
頒布価格:300円
主な内容:
S-520-24号機 観測ロケット見学記
宇宙研相模原キャンパス一般公開 ?2008年度版?
角田宇宙センター「宇宙の日」特別公開
宇宙関連巡礼の旅7 2009年上半期版
発 行 日:2009年8月16日
総ページ:84P
頒布価格:300円
主な内容:
相模原 M-V見学記
H-IIA・F15 種子島打上げ見学記
角田宇宙センター 一般公開 2009年春
宇宙関連巡礼の旅8 2009年下半期版
発 行 日:2009年12月30日
総ページ:84P
頒布価格:500円
主な内容:
JAXA宇宙科学研究本部特別公開2009
H-IIB初号機・HTV実証機 打ち上げ見学
2009年内之浦特別公開 遠征記
他にも委託がありますので、コミケットに来場されましたらよろしくお願いします。
当日は
12/30 東5 "フ"-28a「蒼の瞳」
12/31 東2 "T"-14a「馬車道Groove.」
で頒布します。
当日頒布予定の本は以下のようになります。
新刊
発 行 日:2011年12月31日
総ページ:100P
頒布価格:600円
主な内容:
H-IIB F02 種子島打上げ遠征記
ISAS相模原キャンパス見学記
・・・etc
既刊
発 行 日:2007年8月19日
総ページ:100P
頒布価格:300円
主な内容:
宇宙学校・東京
再び鹿児島、内之浦へ
宇宙科学研究本部 一般公開
H-IIA・F12 種子島打ち上げ遠征記 前編
発 行 日:2007年12月29日
総ページ:76P
頒布価格:300円
主な内容:
S-520-23号機 打ち上げ見学
内之浦特別公開遠征記
H-IIA・F12 種子島打ち上げ遠征記 後編
発 行 日:2008年8月17日
総ページ:36P
頒布価格:200円
主な内容:
S-310-38号機 観測ロケット見学記
新宿に集まれ! 第27回 宇宙科学講演と映画の会
幻のM-V9号機を発見!?
発 行 日:2008年12月28日
総ページ:60P
頒布価格:300円
主な内容:
S-520-24号機 観測ロケット見学記
宇宙研相模原キャンパス一般公開 ?2008年度版?
角田宇宙センター「宇宙の日」特別公開
発 行 日:2009年8月16日
総ページ:84P
頒布価格:300円
主な内容:
相模原 M-V見学記
H-IIA・F15 種子島打上げ見学記
角田宇宙センター 一般公開 2009年春
発 行 日:2009年12月30日
総ページ:84P
頒布価格:500円
主な内容:
JAXA宇宙科学研究本部特別公開2009
H-IIB初号機・HTV実証機 打ち上げ見学
2009年内之浦特別公開 遠征記
他にも委託がありますので、コミケットに来場されましたらよろしくお願いします。
イプシロン上段サブサイズモータ地上燃焼試験

イプシロン上段部分の燃焼試験が行われた。結果は良好のようで今後試験の結果解析が行われる予定です。
で、この実験、実際のところはM-34bモーターの再生産前に機能確認を行ったというのが正しい。M-34bはM-V 5号機の時点で完成しているものであり、今回は一度生産停止したものを再生産するにあたって、部材の確認や製造に関する確認が主な内容なのだ。だから、決して新しい技術が投入されているわけではない。まして試験手順は、M-34SIMの段階で確立しているわけで、その実験は1991年3月と20年も前の事なのだ。
イプシロンの初期型はコスト追求型だ。ロードマップの先にある性能追求型ではないので現状では仕方ないことではあるが「面白いロケットじゃないなぁ」という話はチラホラ聞こえてくる。
日本の固体ロケット技術が継承されることは十分に価値はある。だが、継続でしかない継承は衰退と同義であることを忘れてはいけない。性能追求を続けてこその継承であり維持であるのだから。
ともかく、少しつづ見えてきたイプシロン、2013年度に間に合うのかどうか、今後のスケジュールが気になりますな。
そういえば射点の改修費用はいくらなの?
射点改修の話は前回書いた。
ところで、落札価格はいくらなの?と。
ついでに前回調べたあとに増えた分も調べてみた。
改修費用は約6,000万円で業者は三菱重工業。あのぼろぼろな設備を改修するというのに予算はこれだけ。徹底的に使いまわす気ですなぁ。
はたして新しいクレーンは付けられるのだろうか。費用がないからレンタルとかは情けないと思うんだが。
あと、契約になにげに2号機って文字が出ているので、少なくとも1発射ってお茶を濁すってことだけは無い模様ですな。
ところで、落札価格はいくらなの?と。
ついでに前回調べたあとに増えた分も調べてみた。
| イプシロンロケット2段RCS開発 一式 | |||
| 2011/3/4 | ¥30,450,000 | 三菱重工業(株) | 変更契約 |
| イプシロンロケットPBS推進系開発 一式 | |||
| 2011/3/4 | ¥69,300,000 | (株)IHIエアロスペース | 変更契約 |
| イプシロンロケット開発プロセス管理システム(MIDLEE)用PLMソフトウェア(Windchill)の調達 一式 | |||
| 2011/3/9 | ¥6,720,000 | 新日鉄ソリューションズ(株) | |
| イプシロンロケット 模擬射点音響環境計測試験支援 一式 | |||
| 2011/3/10 | ¥2,310,000 | (株)サイエンス・サービス | |
| イプシロンロケット2号機 慣性センサユニット及び横加速度計測装置の製作 一式 | |||
| 2011/3/31 | ¥39,900,000 | 日本航空電子工業(株) | |
| 平成23年度イプシロンロケット開発プロセス管理システム(MIDLEE)保守および運用支援(そのイ) 一式 | |||
| 2011/4/1 | ¥1,929,375 | (株)情報数理研究所 | |
| 平成23年度イプシロンロケット開発プロセス管理システム(MIDLEE)保守および運用支援(そのア) 一式 | |||
| 2011/4/1 | ¥10,920,000 | 三菱スペース・ソフトウェア(株) | |
| 平成23年度イプシロンロケット開発プロセス管理システム(MIDLEE)運用および評価支援 一式 | |||
| 2011/4/1 | ¥19,950,000 | (株)IHIエアロスペース | |
| 内之浦宇宙空間観測所五運橋補強工事実施計画業務 | |||
| 2011/6/20 | ¥3,003,000 | (株)国土技術コンサルタンツ | |
| イプシロンロケット 慣性センサユニット及び横加速度計測装置の開発 一式 | |||
| 2011/7/1 | ¥164,850,000 | 日本航空電子工業(株) | 変更契約 |
| イプシロンロケット PBS推進系開発 一式 | |||
| 2011/7/1 | ¥122,640,000 | (株)IHIエアロスペース | 変更契約 |
| イプシロンロケット2号機 慣性センサユニット及び横加速度計測装置の製作 一式 | |||
| 2011/7/1 | ¥84,000,000 | 日本航空電子工業(株) | |
| M型ロケット発射装置改修(イプシロンロケット対応) 一式 | |||
| 2011/7/1 | ¥60,900,000 | 三菱重工業(株) | |
| イプシロン用統合解析システムの動作確認 一式 | |||
| 2011/7/4 | ¥14,028,000 | (株)IHIエアロスペース | |
| 破片落下域アルゴリズムのイプシロンロケット対応検証 一式 | |||
| 2011/7/14 | ¥6,615,000 | 宇宙技術開発(株) | |
改修費用は約6,000万円で業者は三菱重工業。あのぼろぼろな設備を改修するというのに予算はこれだけ。徹底的に使いまわす気ですなぁ。
はたして新しいクレーンは付けられるのだろうか。費用がないからレンタルとかは情けないと思うんだが。
あと、契約になにげに2号機って文字が出ているので、少なくとも1発射ってお茶を濁すってことだけは無い模様ですな。


