宇宙関連巡礼の旅 - Weblog版 - 2009年03月

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ハッブル最終修理ミッション実施へ


©NASA / Goddard Space Center

色々あって実施が危ぶまれていたハッブル宇宙望遠鏡の最終修理ミッションが実施されることになった。実施日時は7月中旬の予定。

ハッブルの軌道高度が国際宇宙ステーション(ISS)の軌道と合わないから、異例の地上待機までやって打上げる予定が、肝心のハッブル本体の障害でミッション延期。
ミッション内容を見直して、交換機器を追加して準備を進めていたら、Ares I-Xとの発射台ダブルブッキングというミス。
さらに、衛星同士の衝突でデブリが散乱してしまい、危険なためミッション自体のキャンセルまで検討されるという、近年じゃありえないほど目まぐるしく予定が変わったが、なんとか打上げまで漕ぎ着けたわけだ。

ダブルブッキングに関してはAres I-Xの予定を7月31日以降へずらして対応したようで、当初の予定通り2機のスペースシャトルが並んでいる姿を再度見ることが出来る。これで延期がなければ、最後の2機体制だ。

珍しい、と言ってしまえばそうなのだが、本来スペースシャトルは年間50回打上を実施するとしていたので、その計画通りだったら日常の風景だったに違いない。実際はどうかというのは、ご承知の通りである。

ハッブルは、研究者にとって重要なツールである。最後の修理ミッション後、どこまで機能し続けることができるのか。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の打上げは2013年、それまでなんとか運用していくのだろう。

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ファルコン1ロケット5号機 4月20日に打上げ

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©SpaceX

SpaceX社が開発中のFalcon1ロケットの5号機が4月20日に打上げと発表。
民間企業としては初の地球周回軌道ロケットとなったFalcon1 4号機に続いて、今回も成功するのだろうか。
わずか5年足らずの会社でここまで成果が挙げられるんだから大したもんだと思う。

さて、そのFalcon1 5号機の打上げであるが、マーシャル諸島のクェゼリン環礁で行われる。
それ、どこやねん
というわけで、調べてみた。

場所は、ハワイ、ホノルルの南西 3,900km。珊瑚礁で囲まれた島々のマーシャル諸島共和国にある。
アメリカはマーシャル諸島共和国政府から、いくつかの島を賃借し、ロナルド・レーガン弾道ミサイル防衛試験場 (Ronald Reagan Ballistic Missile Defense Test Site, RTS) を設置している。
どうも今回はこの施設を使って打上げ実施されるようだ。

RTS_Kwajalein.gif
©U.S. Army

さすがアメリカ軍。こういう資料も情報公開されているのか。試験場なので隠す必要がそんなにないのかなぁ。Google Earthでも高解像度版、民間企業への貸し出しなどあるから、機密度的には比較的低い施設なんだろうなぁ。

南の島の秘密基地といっても、国際救助隊とは大違い。やっぱ、TEAM AMERICAなんだなぁ。
庭でロケット自作して宇宙に行っちゃう家族愛の映画とか作る国だものなぁ。

果たして成功するのかどうか。SpaceXの未来がかかってることは間違いない。

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『東京とびもの学会』お疲れ様でした

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東京とびもの学会』お疲れ様でした。

当日は3連休初日ともあり、高速道路が朝から大渋滞。いつもの時間の倍くらいかかりながら浜松町の都産貿へ到着。時刻なんと10時40分。
自分のスペースとお宝展示物を超スピードで設置する。既に汗だく。

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今回は航空宇宙もののイベントなので相棒が出した原子力空母本以外を持ってきた。といっても在庫の関係で4種類しかありませんが。

いざ開場してみると、そこらかしこに人がいる状態。うーん、これ今のところサークルさんの回遊だよな、とか思いつつ売り子。

まったり進行なので、自分の前にあるお宝展示系を眺める。いやぁ、いきなりパラモーターの実物がドカンと置いてあるよ。
持ち主さんと話してみると、いやこれ実にやってみたい。ただ、やっぱりリスクはあるわけで、相当な覚悟がなけりゃやらんほうがいいといわれました。確かにそうですなー。

その横、M-Vの図面とかISASグッズやらが並んでいるところは撮影禁止。なんでも、合法的に入手はしているが、一応出所に何か問い合わせがあると今後不都合出ると困るとのことで。よーするに、今後も入手経路で使うから、黙ってろ、ということだと勝手に理解。しかし、どっから入手するんですかね、こういうのは…

パラモーターの横には、ソユーズ関連部品が。よーく見てみると、TBSとか秋山さんとか…、あれれ、と思っておったところ、そこに現れたのは、TBSアナウンサーの鈴木順さん。あの「鈴木順のまんなかラジオ」の鈴木順さんですよね。いやぁ、宇宙関連の趣味を持たれていることは存じてましたが、個人でお宝展示参加ですか、すごいなぁ。
当時の秋山特派員の様子とか現場の話とか話ができて楽しかったですわー。

その横では『OpenSky』八谷さんの展示。ご本人も来られているのでご挨拶。
なんだかんだで飛行試験にまで進んでいるんだから、継続ってのは凄いことなんだよなーと改めて認識。

午後になっても人が全く減らない。
奥の方の映像スペースでは、鈴木順さんが飛び入りでバイコヌールの解説やってたり、野田司令と八谷さんがトークショーやってたり。うわー、聞きたいけどサークル放置はできんわー。

この手のイベントとしては大盛況ではないでしょうか。次もあるようなら絶対参加します。お疲れ様でした。
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あまり盛り上がらない

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©NASA

無事にスペースシャトルSTS-119は打上がった。今のところ問題は発生してない。

今回、なんでか自分の中でも盛り上がらない。もともとあまりシャトルミッションには燃えないほうだったのだが、日本人で長期滞在が実現したという状態でも、今までよりもかなりテンション低く捕らえている。

なんでだ?

当たり前になりすぎたからか? でも、今回はそうじゃない気がする。
それをなんでか考えてたら、更新すらできなくなったので、とりあえず一旦考えるのはやめようと。きっと何かこれという理由ではないだろうから。

とりあえず、20日は「東京とびもの学会」に参加します。
今までの同人誌と、展示品を持っていきますよー。

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スペースシャトル、燃料漏れで再度延期へ


©NASA / 画像は外部燃料タンクへ燃料を注入する接続部分

またもやスペースシャトル(STS-119)ミッションが延期に。一体あと何回やったら気が済むんだよ、ってくらいの感覚になってきました。

今回の原因は、外部燃料タンクに液体水素を充填する配管のうち、圧力を一定に保つため余分なガスの排出用パイプの一部からリークが発生したとのこと。

よりによって、液体水素側からリークか。液体水素はほんの少しの隙間からでも漏れてしまうので、簡単な補修じゃ漏れが止まらない可能性あるなぁ。
単なる接続の不具合ならばいいんだが、漏れがあると最悪引火してドッカンだから、おいそれと強行もできないし。

今回のSTS-119ミッション、何か不運ばっかりだなぁ。このまま地上で全部の不運を出し切ってくれればいいんですが。

打上げ日程は3月15日以降に再設定されました。さてさて、どうなることやら…

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独自で有人月面探査!?

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©JAXA (画像は『ふじ』のイメージCG。今回の件と直接関係はありません)

突然、日本独自で有人月面探査というニュースが流れた。
これは、あの『ふじ構想』の再来か、と一瞬思ったのだが、どうも何か素直に喜べない。
いや、最近個人的にISASの方向へ嗜好が行ってるというわけではなく、JAXAだけではない何かがあるんじゃないかと感じたからだ。

やはり、あちこちで懸念の声があがっている。有名なところでは松浦晋也氏のBlogであろう。宇宙作家クラブのBBSにも笹本祐一氏の書き込みがなされていることから、この件、かなり裏がある。

宇宙開発戦略本部事務局が提出した「先端的な宇宙開発利用の推進について(宇宙科学、有人宇宙活動、宇宙太陽光発電等)」という文書にそのポイントが書かれているというが、現段階では閲覧できない。このへんはマニアと作家や関係者の差だよなぁ。

とにかく、おおざっぱにまとめると『日本は今後アメリカのついていって月有人探査やります。だから他の太陽系探査とかはやめますよ』と言ってるように感じてくる。

アメリカについていって、今までいいことあったのか?
それによって、さんざんな目にあったりしてたんじゃなかったのか?
それは、日本が参加することに絶対の意味があるのか?

宇宙科学の世界では、"一番"であることが最重要視される。
二番手以降の成果は、意味を持たない世界だ。だから、日本は少ない予算で一番を狙い、トップレベルの成果を上げ続けているのではなかったのか?

単なるアメリカとの付き合い、安全上の問題での協力、JAXAによる組織を守るための予算確保、三菱重工など宇宙関連企業の利益確保、色々と渦巻いていそうだ。

今回の文章は、いずれ宇宙開発戦略本部のホームページで公開されるだろう。ひょっとするとパブリックコメントも募集するかもしれない。

今後の動きを注意深く見守らないと、H-IIAどころか、小型衛星や次期固体ロケット、ましてや観測ロケットまで葬り去られる可能性がある。

俺達の血税だ、どう使うかくらい、俺達に決めさせろ、話はそれからだ。

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土星のGリングからムーンレット

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©NASA

NASAは、カッシーニ土星探査機で撮影した画像を分析した結果、土星のGリングの中から、ムーンレット(moonlets)の存在が確認できたと発表。

ムーンレットは2006年に発表された新しいタイプの衛星で、大きさが数mから100mと小さく、これまでAリングなどで存在が確認されていたが、Gリングから発見されたのは今回が初めて。

衛星の性能もさることながら、地上の解析能力の向上も著しいので、このような発見が短期間にできてしまうというのは、凄いことだなぁ。
ましてや、色々なミッションを遂行できるNASAも凄いな、と。それに比べてISASときたら…。

そういえば、今年の9月には土星の環が消えるんじゃなかったかな。物理的ではなく、地球と土星の位置関係で、土星の環が水平に見えてしまうからだけど。

ご存知だとは思いますが、土星の環ってのは、水平方向には最大でも100m単位なのです。ですから、位置関係によって地球から見えなくなるということです。

だいたい15年周期で見えなくなります。この秋、土星観測などいかがですか?

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「嫦娥1号」、月面に落下して観測を終了

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©国家航天局

中国が2007年1024日に打上げた中国初の観測衛星『嫦娥1号(Chang'e-1)』が面に落下し、観測ミッションを終了した。
色々と疑惑があがってしまう中国の宇宙ミッションですが、とりあえず面へ中国人を送る第一歩としては上出来なのではないかと。

今回面白いのは、落下に関しての温度差だ。

新華社通信は落下は地上管制センターの完全な制御下で実施され『着陸した』と報じている。海外のメディアは『落下』もしくは『墜落』であるので、少し表現に差がある。

「着陸」といっても"軟着陸"と"硬着陸"という言葉もあるわけで、今回の場合は"硬着陸"だと思われます。確かに、制御下で落下させたのなら着陸かもしれませんが、元々着陸用のエンジンを持っていない人工衛星なんですから、表現的には落下ではないかな、と。さすがに墜落となると制御不能だったイメージが強いですからねぇ。
中国は自国の技術の高さを伝えたいってことなんでしょう。
海外メディアでは「そりゃ言いすぎでは?」ということで落下とか墜落という表現にしているんでしょうけど。

…、と、ここで中国の国家航天局のホームページにこんなCGがアップされてました。

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『撞瞬间(模拟图)』 ©国家航天局

どう見てもハードランディング、硬着陸ですね。
そうすると、新華社通信の先走りか誇大表現ってことになるのかな。でもまぁ、中の人はちゃんと事実を伝えようとしているわけで、ちょっと安心。

これで中国は次のステップである、月面サンプルリターン計画を実施するだろう。もちろんその先にあるのは、有人月面着陸である。
もうね、日本も指銜えてるとか、アメリカの言いなりとかやめて独自でやろうぜ。こんな状態だから、中国に技術で追い抜かれた、日本の技術は下がったとか言われるんだと、強く言っておきたい。

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スペースシャトルの打上げを3月12日に仮決定

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©NASA

NASAはこれまで数回に渡って打上げ日程の延期を行ってきたスペースシャトルディスカバリー」の打上げを3月12日に実施することを仮決定した。

外部燃料タンクと本体メインエンジンを繋ぐ液体水素燃料用圧力バブルに損傷が生じていることが判った問題で、バルブ損傷が再発しないかどうかの検証作業を行ってきたが、予想に反してバルブの検証作業が長期化していた。
一応、安全性のメドが付く見通しとなったことが今回の決定になったよだが、最終決定には至っておらず、検査結果次第では再び延期となる可能性も残っている。

ディスカバリー」の後にはロシアのソユーズの打上げ日程が控えているため、仮に3月12日に打上げができなくなった場合は、打上げはソユーズの後回しということになり、4月6日以降まで延期される見通し。

それでも、日本と違い打上げはいつでも実施できるのは強いなぁ。自由といっても手続きは必要だろうけど、漁業問題や打上げ日程の制約とかが無いのは、うらやましい。

写真は検査のために外された問題の圧力バルブ。流量に比べて小さすぎやしないか少々不安になってしまう大きさだなぁ。

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プロフィール

Author:おかざー
"馬車道Groove."代表らしい。
宇宙関連の同人誌を出したり、打上げや施設見学いったりしてます。

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