宇宙関連巡礼の旅 - Weblog版 - 2009年04月

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かっこいいなぁ


これ、なにかといえば来月打上げが予定されているスペースシャトルSTS-125の広報用ポスター。
NASAがちゃんと作って公開しているものなのだが、かっこよすぎる。

…ただし、どこかでみたような感じがする。某サイトでは「ライトスタッフ」ばりの?と表現していたが、そんなもんじゃない。

比較写真は↓↓↓




sts12501.jpg sts12502.jpg
オーシャンズ12のパクリですよ。
こういう遊び心は大好きですが、ISASの性能計算書の表紙みたいな少人数でちょこっと書き換える程度で済んでないのがNASAというかなんというか。

しかも、前回のSTS-124でも同様なものを作ってた。
sts12401.jpg sts12402.jpg
ハリポタですか…

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角田宇宙センター一般公開 2009春

DSC_1041.jpg

4月19日、JAXA角田宇宙センターの一般公開へ行ってきました。
角田宇宙センターは毎年春のほうが施設見学が多いので、昨年の秋に続いて行った次第。ETC休日割引が無かったら行けなかったかもしれませんが。
色々な方がレポートしていると思うので、ちょっと視線を変えてみます。

DSC_0954.jpg DSC_1009.jpg
構内にあるトンネルと煙突。かなり古く現在は使われていない雰囲気があるので、一体なんだろうと思っていたのだが、これは戦時中の火薬廠跡だそうだ。

角田宇宙センターもかなり広い敷地だが、火薬廠は隣接する自衛隊駐屯地や大学敷地なども含めた広大な場所だったという。正確な資料は探せば出てくるだろうが、そんな場所に宇宙関連施設(元々はNALとNASDAの2施設)を作ったというのは、土地柄何が出てきても対応できるように国もしくは国の息がかかる機関でなければならないということだったのだろうか。

写真のトンネルは、製造した火薬を全国へ配送する国鉄の貨物線跡で、入り口から見る限りレールは見えない。煙突も製造施設の何かと思われるが、目視だけで3本確認できた。崩れたり取り壊したりしてる本数もかなりあるだろう。
トップの写真は「桜、ロケット模型、ロケットエンジン、エントツ」である。新旧入り乱れているのが、なかなか面白い構図。

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計算センターにあったスーパーコンピューターは、今月JAXA内で統合され調布に設置された。この扉の向こうには、もう何もない、ハズ。
地形の問題か、床下に排水設備が設置されているのだが、そのポンプの電源が壁のコンセントから取っているというのが、いかにも後から緊急的に設置しました感がします。ああ、このへんの感覚はNALだなぁ、と。

DSC_1046.jpg DSC_1048.jpg
そしていつものH-IIの2段目タンク。『8号機の失敗で宇宙に行けなかったかわいそうな機体』と、展示の横で説明してた人が言ってたのが印象的。・・・あれ?何か数が合わない気がします。
さびしかった展示室もリニューアル。H-II8号機のLE-7が筑波から移動し常設展示へ。
『筑波にH-IIの地上展示品あげた代わりに貰った』とか『エンジンやってんのは角田だから引き取れ』とか、なんか聞く人様々な意見でどれが正しいのかわからない状況ですが、とにかく、あの海底から引き上げたシロモノが常設展示されるというのは歓迎するべきことでしょう。

今回一番印象的だったのは、ETC割引での交通費。3人で行ったらガソリン代含めて一人1,900円って、どんだけーーーーーーっ。

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第28回 宇宙科学講演と映画の会

20090411_01.jpg

4月11日に新宿・明治安田生命ホールで行われた『第28回 宇宙科学講演と映画の会』へ行ってきました。
毎年恒例の行事なので、参加されたことのある人は多いかと思いますが、今年は「ひので」ネタ1つ、「きぼう」ネタ2つと。最後に映画の上映という内容。

講師陣が学者肌のためか、例年よりも講演内容は大人向け。まぁ、この会は比較的年齢層が高いので問題ないとは思いますが、学会の発表じゃないんですがら、もう少し引きつける様なプレゼンにしないとダメなんじゃないかなぁ。内容がいいだけにそれが残念。

映画はできたてほやほやの「私たちは星のかけら?星の一生と物質循環?」。昨年競争入札かけてた奴なので、きっと年度末ぎりぎりに納品されたんだろうなぁ、と余計なことを考えてみる。
ここんところのISASビデオシリーズよりは子供向けかなぁ、と。

最後に坂本先生から、今年のISAS相模原キャンパス一般公開は7月24,25日の2日間開催と発表。まぁ、1日じゃ全部見るのは至難の技ですからなぁ。

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やっぱりロケットでいいんじゃないか?

今回の北朝鮮ロケット打上げに関しては、そろそろ情報が出揃った感じがするので自分なりの見解をまとめてみる。
あらかじめ言っておきますが、別段北朝鮮の肩を持つ気はさらさらありません。
ただ、日本のマスコミの書き方や知識不足、あきらかなミスリードが気に入らないだけです。

まず、『ロケットなのかミサイルなのか』。
諸外国では『ロケット』で意見がほぼ一致している。というか、日本のマスコミ、特に読売と朝日がミサイルにしたがっているとしか思えない記述が多々ある。

根本的な技術は同一なんだからミサイルといったらミサイルだという理論は置いといて、現状わかっている状況から判断してみる。

北朝鮮は、事前に関係各所への通告を行っている。
国際海事機関(IMO)と国際民間航空機関(ICAO)への通告している。それにより、日本の海上保安庁も水路情報で注意を呼びかけている。

米露中への打上げ直前での連絡などを行っている。
隣国である日本に対して事前通告が無かったのが感情を左右することではあるが、手順としてはロケット打上げであると言える。
公開された打上げ直後の映像が公開されたので、これはほぼ確定。
ロケットボディ(R/B)の色、フェアリングの形状を見る限りではミサイルではなくロケットで間違いないと思われる。
他国の分析も似たような意見なので、形状的な部分ではロケットであると認識する。
まさかこんな映像が早々と出てくるとは思わなかったが…、いや、これがホンモノかどうかとかと言われるとアレですが、打上げ映像はホンモノだと考えます。コントロールルームは事前撮影、飛翔経路CGはでっちあげっぽいですがね。

他にも理由はあるが、これらは米露も見解を示しているので、この線で決まりではないだろうか。

次に実際の打上げシーケンスを検証してみる。
とはいっても、打上げシーケンスなんてのは北朝鮮側から提示されていないので、各国機関のコメントや報道資料を集めてみる。

総合すると、1段目は問題なく飛翔し2段目に移行。2段目も燃焼は開始されたが、その段階で何かしらの障害が発生し墜落したと考えるのがよさそうだ。
2段目が予想よりも飛翔したという件に関しては、方位各や風速の加味しなくてはならないが、固体燃料の場合、ほんの少しの配合の差でかなり性能が変わってくるので、飛びすぎたとしても不思議ではない。過去の日本だって、予定より少なかったり多かったりしてたんだから、個体燃料の制御は神業です。
そう考えれば、落下地点も合点がいくし、切り離せなかったことによる飛翔経路を考えれば、ほぼ納得できる。

さて、ここで日本のメディアの都合のいい解釈を叩きます。
予定飛翔距離が伸びたのは上にも書いたような理由があります。

『衛星速度に達してない』って、2段目燃焼中にそこまで加速なんてできませんから。

『高度が低い』って、衛星打上げの軌道って意外と低いんすよ。ミサイルは弾道軌道なので1,000kmとかいっちゃいますが。
ちなみに、H-IIA11号機で打上げた「きく8号」の軌道は

こんな感じ。静止衛星用のプロファイルだけど、高度なんてこんなもんなんです。衛星速度を出すために高度ではなく水平方向に加速する必要があるので、不用意な高度はムダなのです。

『衛星になる時間が短すぎる』って、日本初の衛星「おおすみ」の打上げは、第4段燃焼終了まで508秒ですよ。それで衛星になっちゃってるんです。たぶん、上記「きく8号」のプロファイルを見て時間を考えちゃうんでしょうが、静止軌道でもなければ、とりあえず地球周回して衛星になればいいってのなら、たった500秒でいいんですよ。

まぁ、他にももろもろあるが、今回の件、やぱり『人工衛星の打上げ』だったという結論にしかなりません。

ただ、ロケット技術とミサイル技術の根本的な部分は同じであり、核疑惑のある国家がやってることなので、驚異になることは否定できない。ただ、だからといって何でもかんでもミサイルというのは如何なものなのか、と。
今後の動きに関しては要注意であることは間違いない。イランとの関係もある。なにせイランは既に人工衛星を自力打上げした国だし、技術を輸出しようとしている、と、言われているからだ。

実際、今回の打上げは失敗だ。ただ、世界に与えた影響と切り札というカードに関しては成功といわなければならないだろう。

ロケットは平和利用してこそ価値がある。こんなことで槍玉にされたくない、そう思う。

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テポドンはミサイルなのかロケットなのか?

もうなんか色々と聞かれるので、現状判っている範囲で自分なりの回答を書いておきます。
いや、なんかここ数日色々と聞かれるので、まとめて書いておいたほうがいいかな、と。

まず、今回の北朝鮮がやろうとしていることは、現在の情報と北朝鮮側の動きを見る限りでは『人工衛星の打上げ』を行おうとしていると考えます。

北朝鮮は、今回の打上げはで、国際海事機関(IMO)と国際民間航空機関(ICAO)に、切り離したロケット本体が落下する危険海域を通告しています。
それによると、4月4?8日の11時?16時(JST)にかけて、日本海・秋田沖130kmに南北20km東西250km、日本沿岸から2150kmの太平洋に南北160km東西800kmの危険水域を設定しています。
IMOとICAOへの通告は、人工衛星の打上げを行うので近づかないで下さい、と言っているわけで、これはどこの国で人工衛星を打上げる場合は行う普通の行為である。
IMOとICAOに通告したことで、日本の海上保安庁も3月27日付の水路情報で該当海域を危険地域へ指定し通報している。

手続き上、人工衛星打上げだ。あくまで手続き上だが。

さらに、落下予測地域からして、ほぼ真東に向かって打上げている。真東に向かって打上げるというのは、地球の自転を利用しようとすることであって、ロケットの能力が低い場合は非常に重要な要素となる。
軌道にもよるが、極軌道でもない限り東向きへ打上げるのは地球の自転速度を利用しているからであって、ごく普通のことである。
それからも人工衛星打上げを狙っていると考えられる。

例外はイスラエルくらで、西向きの逆行軌道へ打上げる。
理由は簡単、東側に打上げるには場所がないのだ。他の国に使用済みのロケット本体が落下してしまうとまずいからである。それなので、ロケットの打ち上げ能力を犠牲にしてまで西向きに打上げているのである。

場所柄、日本を飛び越えないと東には打てない。水路情報を信用するならば、日本本土への影響を避けるべく1段目、2段目の飛翔をコントロールしているようにも取れる。そうなれば、日本に配慮した打上げプロファイルだといわなくちゃならなくなる。

他にも色々あるが、人工衛星の打上げだというのを完全否定する状況は無い。どちらかというと、人工衛星の打上げと認めなきゃならない状況だ。

なので、個人的には『人工衛星の打上げ』と考えている。
ただ、もちろんロケット技術とミサイル技術は同じ土俵で行えることは理解してる。この打上げが成功すれば、ミサイル技術も向上することもわかっている。でも、それは今回の行動がミサイル発射であるという理論にはならない。
ロケットの先端を爆弾に変えれば済むと思っている人が多いが、そんなことは無理。根本的な技術は同じであっても、本体の強度的な問題や、飛翔経路のコントロールの方法まで変わってくるので、ロケットがあるからミサイルも持っているという短絡的な考えはしないでほしい。
全段固体のM-Vはミサイル技術だから廃止せよ、と、どっかの議員が吼えてたことがあったが、愚の骨頂である。

新聞や報道を鵜呑みにしないで欲しい。疑問に思ったら自分で調べるのが、人間の正しい思考である。今はインターネット時代だ。JAXAのサイトやWikipediaを調べるだけでも正しい情報は入手できるのである。
そうすれば、『北朝鮮ミサイルは猛毒の燃料を使っている』などという報道でさえ笑えるようになる。
UDMH(非対称ジメチルヒドラジン)という燃料(推進剤)は、宇宙開発の世界で一般的に使用されているのである。なにを今更言ってるのかと、笑えるようになるのである。

今日は打上げは行われなかった。延期について色々報道されているが、よく思い出して欲しい。日本のH-IIAでもアメリカのスペースシャトルでも、度々不具合で延期するではないか。それだけのことだ。

今回はあくまで『人工衛星の打上げであり、ロケットである』と考える。
ミサイルの話とはまったく次元が違うのを理解してほしい。
別に北朝鮮の肩を持つわけじゃないが、あまりにもロケットや宇宙技術に関して無知なのがどうしようもなく悲しいだけである。

あなたが見ている天気予報の映像やスカパーはロケットで打上げた人工衛星の恩恵ですよ。

実は、韓国がロケット打上げ場を建設しているが、これが完成した場合、巡行軌道、極軌道どちらも日本上空を通過するどころか、ロケットの残骸が落ちる可能性が非常に高いのだ。そういう事実を知っていますか?
『部品が落下する』『上空を通過する』という点ではまったく同一な話です。今回は相手が北朝鮮ということで騒ぎになっている部分が大きいですが、安全面から考えれば、同じなんですよ。
だから、自分で調べて自分で考えることが重要なんです。

今回の件、あせらずゆっくり自分なりに考えてみてください。

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NASA オリオン有人宇宙船実物大模型を展示


©NASA

NASAは、3月30日に新型有人宇宙船「オリオン」の実物大模型を、アメリカ国立航空宇宙博物館の前で展示した。

あくまで実物大模型で、これで着水時のテストなどを行っているとのことだが、見た目アポロ時代に戻っている印象がある。

設計段階で過去のリソースを最大限に使うため、アポロ時代の資料を基に設計しているので、似ていて当然なのだが、内部は近代化されるという。同時に定員も3名から6名に増やされている。

もう、この形状の新型は出てこないと思っていた。NASAはスペースシャトルの運用に賭けたし、それに追従しようと、ソ連、ESA、NASDAと有翼の宇宙船の開発をしていたからだ。
現実的には、スペースシャトルは当初の予定とはかけ離れた運用しかできないシロモノとなり、他の計画は消え去った。

結局、元の使い捨てに戻ってしまったわけだが、これで事が足りるのならばそれでいいのかもしれない。停滞するほうが問題なのだから。

2020年代、人類は再び月に降り立つ。ハズ。

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プロフィール

おかざー

Author:おかざー
"馬車道Groove."代表らしい。
宇宙関連の同人誌を出したり、打上げや施設見学いったりしてます。

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