宇宙関連巡礼の旅 - Weblog版 - ARCA Helenロックーン 打ち上げ体制へ

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ARCA Helenロックーン 打ち上げ体制へ

 Google Lunar X PRIZE参加中のルーマニア航空宇宙協会(ARCA)が開発したロックーン(Rockoon)の打ち上げ体制が整っている。

 いきなりこう書かれるとわからないことだらけだと思うのでちょっと説明します。

 まず、"Google Lunar X PRIZE"とは、エックスプライズ財団(X PRIZE Foundation)が運営し、Googleがスポンサーとなって開催されている『民間による最初の月面無人探査』を競うコンテストの名称です。エックスプライズといえば、民間による最初の有人弾道宇宙飛行"Ansari X PRIZE"も開催し、『スペースシップ ワン』によって達成されたことは記憶に新しいのではないでしょうか。

 このコンテストは2014年12月31日まで行われ
■2012年12月31日までに月面に純民間開発の無人探査機を着陸
■着陸地点から500m以上走行
■指定された高解像度の画像、動画、データを地球に送信
 この条件を満たした最初のチームに賞金2000万ドルが贈られる(ただし、2012年12月31日以降に着陸した場合、賞金1500万ドルに減額)。
 このほか、アポロ計画で使用された機器を発見するとボーナス賞金が出たりする、なんともスケールの大きい話。

 そのコンテストに参加しているチームの1つがルーマニア航空宇宙協会(ARCA)で、ARCAが開発したのが『Helen(ヘレン)』である。
 月に行く輸送手段としては多段式ロケットを用いるものだが、ARCAは発想がユニーク。なんとロックーン方式なのである。
 ロックーンとは、気球で上空までロケットを吊り上げてから上空で点火する方式のこと。実は日本の東京大学生産技術研究所AVSA班、糸川先生もベビーロケットと平行してロックーン方式も開発していたのはあまり知られてない。K-8型と比較してコスト面であまり差がないことから、カッパロケットを中心にしていったそうだ。

 まぁ、あまりピンとこないと思うので、ARCAが公開しているHelenの打ち上げシーケンスCGを見たほうが早そうですね。


 どうです、これ面白いでしょ。1段目が一番上で引っ張り上げるという、ほんまかいな、と。
 でも、もうすぐ打ち上げ実験が行われるのだから、ARCAは本気です。本来なら10月30日(日本時間)に打ち上げられる予定でしたが、黒海の天候不順で未だに打ち上げられていません。11月4日(現地時間)の情報では天候次第ということで未定のままです。きっちりとした情報がARCAのホームページしかありませんので、どうなっているのか判らないんですわ。

 果たして打ち上げは成功するのでしょうか。多段式ロックーン、あなどりがたし。


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(2009/11/05)
植松 努

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Author:おかざー
"馬車道Groove."代表らしい。
宇宙関連の同人誌を出したり、打上げや施設見学いったりしてます。

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