宇宙関連巡礼の旅 - Weblog版 - MUSES-C『はやぶさ』は帰ってきた。次は…

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MUSES-C『はやぶさ』は帰ってきた。次は…

 MUSES-Cはやぶさ』は7年の航海を経て地球に帰還した。詳細は報道された通りなので、ここであえて書く必要はないだろう。

 だが、忘れてはいけないことがある。『はやぶさ』はMUSES-Cという名前の通り「工学実証機」だ。今回の全ての工程は、確実に動作する宇宙探査機を製造するために実施された工学試験だからだ。ただ、日本は単に「試験をします」では予算が獲得できない。だから試験機なのに観測ミッションが相乗りすることになってしまう。いい言い方をすれば"せっかく行ったのに観測しないのは勿体無い"とでも理由付けておきますが。

 だから、カプセルの中身が入っているかどうかは別問題。目標の小惑星に向かい、ランデブーし、試料をサンプリングし、地球に帰還し、カプセルを投下、回収する。この一連の流れが達成できただけで大成功なのだ。不具合があった部分こそ試験機である証なのだ。

 だから、次を行わなければならない。本番である『PLANET』型番を与えた探査機ミッションを行う必要がある。今なら『はやぶさ』で得た教訓も運用手段も裏技も全て手の中にある。風化する前に、今一度ちゃんとミッションを立ち上げる必要があるのだ。

 技術の継承は、書類や設計図だけではダメ、ちゃんと人から人に手渡しで伝える必要があるのだ。ほんの数年前の技術ですら継承されずに製造できなくなっている現状を見れば、いかに継続性が重要かがわかるだろう。

 止まったら、それは衰退を意味するのが技術だ。常に進んでも停滞と変わらない、革新的な技術を開発してこそ進化といえる分野なのだ。こんなところで止まってはいけないのだ。

 『はやぶさ』だけではない。技術立国としてこの先も進んでいくのなら、成功失敗という単純なことだけではなく、チャンスを与えることが宇宙開発ではないだろうか。

 MUSES-Cはやぶさ』は成功した。それが今回の事実であり、全てである。
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"馬車道Groove."代表らしい。
宇宙関連の同人誌を出したり、打上げや施設見学いったりしてます。

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