宇宙関連巡礼の旅 - Weblog版 - H-IIA/B

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H-IIA・F18 まもなく打ち上げ

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Photo By DAI

 今晩打ち上げ予定のH-IIA・F18の機体移動写真です。
 現地の天候は概ね良好。氷結晶などは発生しないだろうということで、このまま打ち上げは行われるかと思われます。

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H-IIA 16号機 11月28日に打ち上げ決定

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H-IIA・F12 ©JAXA / MHI
 9月30日、内閣官房内閣情報調査室から11月28日にH-IIA 16号機を種子島から打ち上げると発表があったというニュースが流れた。
 16号機はIGS関連なのは周知の事実であり、打ち上げ日程も直前にならないと発表されないと思っていたが、いつもの水路情報などよりも先に内閣府から情報が出てくるとは思わなかった。

 情報収集衛星というか偵察衛星はセキュリティが厳しく、種子島の見学でさえ何度も身分証明書の提示を求められる状態になる。

 日程に関しては11月下旬というのが非公式に聞こえてきており、内之浦宇宙空間観測所の一般公開日が11月1日になったのも、この打ち上げの影響を考慮して前倒ししたという話もあるくらいだ。

 打ち上げ日程は決まった。予備日が11月29日?12月27日なので、枠内ぎりぎりまで確保しているのはさすがだなぁ。

 今回使用されるH-IIAの型式はどうなるのか。今までの打ち上げは…
  • 5号機:2024型 情報収集1号Aレーダー/情報収集1号B光学
  • 6号機:2024型 情報収集2号Aレーダー/情報収集2号B光学(打ち上げ失敗)
  • 10号機:202型 情報収集光学2号
  • 12号機:2024型 情報収集レーダー2号/情報収集光学3号実証機
 今回は情報収集光学3号だ。単体での打ち上げ例は10号機で既に行っているので、今回は202型でいく可能性が高い。ただし、種子島滞在中に見たSSB運搬トレーラーの件もあるので、2022型か2024型かもしれないが、あまり厳重な輸送ではなかったので空荷の可能性のほうが高いかなぁ。
 日程的に今回はパスするしかないかなぁ。


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意外なモノ上陸

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H-IIB/HTVの打ち上げに行かれた方は見かけていると思いますが、島内に運搬による道路規制のお知らせが掲示されていました。
2009年9月15日 午前3時?5時と、2009年9月17日 午前1時?3時の2つです。

ロケットの本体の場合は、もっと長時間かけて運び込みますので、この時間で運べるものとなれば人工衛星だろうと推測できます。
こうなると勘のいい人ならばIGSであることに気がつくはずです。情報は出ていませんが11月の中旬から下旬が濃厚とのことです。

運搬は交通の妨げにならないように深夜に行われますが、島間港への陸揚げ作業はに中に行われるので、14日の昼過ぎに島間港へ行ってみました。

到着したときにはすでに”何か”が陸揚げされていました。いそいで写真に収めますが、どうやら人工衛星ではありません。
警備員もおらず作業員だけでしたので近づいてみると、フェアリング空調設備のようです。
今回のH-IIB/HTVで使われた移動式フェアリング空調機器の2台目ということで、これで移動式発射台の両方に装備されることになるわけですね。

隣には、空調設備を搭載して自走する特殊車両も陸揚げされていたので、運搬後に結合されて完成といったところでしょうか。

移動時間に見学しようと思いましたが、西之表は雨だったので断念。15日早朝の飛行機で種子島から離れて帰ってきました。

現地からの情報によると、16日の段階で島間港には簡易フェンスと警備員が常駐を開始したそうです。話を聞いたところ『アレ』とのことですので、間違いなくIGSの運搬でしょう。運搬日程的にH-IIBはオンスケジュール死守だったのかもしれませんね。


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種子島宇宙センター見学

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H-II保管庫
打ち上げが予定通り行われたので予備日をどうやって消化するかが問題になった。そんなわけで、飛び込みで種子島宇宙センター(TNSC)へ電話してTNSCバスツアーに定員空きがあるか確認。なんとか大丈夫とのことで、そそくさと向かいます。

バスは資料館の前からスタートし、まずはH-IIが保管されている建物へ移動します。
ここにあるのは不運にも運用休止で飛ばなかったホンモノだが、倉庫内で保管されているのでコンディションは最高。
以前、角田宇宙センターに行ったときに聞いた『H-II2段目タンクはH-Iの流用』という話によると、2段目が入る1段目上部は隙間がかなりあるはず。それが目の前にあるのですから確かめなければなりません。
まぁ、写真を見ればわかるように、想像通りのスカスカ。ダンパーで支えているくらいですから、本当にこれでいいのか悩むところではあります。

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ほぼ廃墟な中型ロケット射場
次にツアーは中型ロケット射場へ向かいます。中型射場といいながら英語表記では"J-1発射場"となっています。昔はここからではなく吉信射点の中まで入っていたのですが今はやっていないとのこと。
もうね、手前に廃墟になった整備塔があるもんだから、奥にあるH-IIA/Bの射点がよく見えません。GXがほぼ開発中止になった今となっては、この廃墟同然のものもいつまでも放置しておくわけにもいかないだろうなぁ。NASDAのままだし。

打ち上げがない時期にはVBAの中を見せてほしいところだが、どうも某役場の人の話からすると『三菱重工はOKだがJAXAが難色を示している』そうだ。何が問題なのかわからないが、セキュリティ関連なんだろうなぁ。
次にバスはRCC、総合指令所に向かいます。まぁ、これといってめぼしいものはなし。指令爆破スイッチが萌えるくらいか。本物の自爆スイッチなんて世界中探しても滅多にあるものじゃないですからね。

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小型補助ロケット運搬トレーラー
見学も終わり資料館へ戻る途中、ちょうど宇宙が丘のところでコスモテックの人が交通整理をしていて待たされる。とっさに"何か来る"と判断しカメラをスタンバイ。
しばらくするとトレーラーに引かれて大きな物が運び込まれていきます。どうやら固体補助ロケット(SSB)ということですが、中身が入っていたのかは不明。三菱重工的にはSSBは廃止にするとか言っていたような記憶もあるし、11月に行われるであろうIGSの打ち上げでは以前と同じH-IIA2024型での打ち上げという話もある。はてさて、真相はいかに。まぁ、めずらしいものは見れましたな。

資料館に戻ってきてツアーは終了。時間もあったので竹崎報道席からパノラマ写真用のデータを撮影しておく。
うまくつながって見えるでしょうか。
とりあえず、今回はH-IIが見れたということで満足ですね。


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H-IIB打ち上げ見学

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H-IIB TF-1 射点へ移動中
遅くなりましたが、H-IIB TF-1の打ち上げを見学に種子島までいってきました。

機体移動から見学するために前日の鹿児島発種子島行きの飛行機で島へ渡ってホテルへ到着。もうご存じだと思いますが、種子島と鹿児島を結ぶ高速船が流木の影響で全面運休との知らせにホテルマンとタクシー会社の人が右往左往してます。こちらも明日の朝にトッピーで島に渡る友人がいるので、急いで連絡しなんとか朝からフェリー乗り場へ行くように伝える。朝のフェリーでは機体移動には間に合わないのだが、島に渡れないという最悪の事態もあるので油断できない。前日乗り込みの飛行機で我々は助かりましたが。

機体移動当日、朝5時半に起きだして、種子島宇宙センター(TNSC)へ向かう。
ロケットの丘は狭く、撮影ポジションを確保するために早めに動きます。

7時、TNSC内ロケットの丘へ到着、一番乗りなので、とにかく最前列に三脚を立ててスタンバイです。といっても機体移動まではあと4時間あるんですが、まぁ、しょうがありません。

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長谷展望公園からのH-IIB
前回の機体移動ではあふれるほどの人がいたのが、今回は少な目。H-IIB初号機なのに出足が悪いのは、高速船が運休している影響もあるんだろうな。

11時15分、予定より遅れて機体移動が開始されました。
上空では、ダイヤモンドサービスの飛行機が飛んでいます。
H-IIBはゆっくりとした速度で射点へ移動しています。やはりH-IIBはでかい。VBAの大きさはビルなどと比較するとそんなに大きく感じないのですが、中から出てきたH-IIBはやっぱりでかい。
20分ほどで機体移動は終了。今回はいままでの射点ではなく新設された方からの打ち上げなので、途中でドリーの動きが横に向いたりしているのがわかりました。
移動が終わったので機材を片づけて、TNSCの竹崎展望席へ向かいます。まだこの時点では報道席に入れるので、そこからの様子を見ておきます。

竹崎の次は打ち上げ見学する場所を決めるために色々島内を周っておきます。

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元えびの湯から夜のH-IIBを望む
何箇所か行った中では長谷展望公園が正面から見える位置にあるので、見た目気持ちいい位置なのだが、遠い。今回のカメラは2台シンクロさせて撮影するので、固定カメラのレンズ性能だと問題ないが、手持ちではきついので、結局、元えびの湯に行くことにする。

元えびの湯に到着すると、人がわんさかいる。これは場所取りがやばいということで、そのまま場所を確保して居座ることに決定。この段階で午後5時。まだ9時間もありますと。

数時間後、すっかり暗くなった空の下、TNSCのH-IIBやVBAがライトアップされて浮かんで見えます。
まだまだ打ち上げ時刻には余裕があるので、車の中で休憩。本当は仮眠をすればいいんだろうけど、どうせ寝付けないだろうから、せめて体力温存しておかないとね。

打ち上げ予定時間まで2時間を切ったので、撮影場所に戻ってあれこれ考える。夜間の撮影は初めてなので、絞りやシャッター速度がなかなか決められない。
ああだこうだ考えても埒があかないので、えいやっと覚悟を決めてしまう。

そのままま待機して、打ち上げ時刻である9月11日午前2時1分46秒になると…

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H-IIB TF-1 / HTV 打ち上げ@TNSC
一瞬にして闇から光の世界になったかと思うと、するすると上昇していくH-IIB。速い、LE-7AクラスタとSRB-A4本のおかげか、いままでの打ち上げの中では初速があるように見えた。まぁ、初速はS-310を見てしまうと比べ物にならないくらい遅いのですがね…。
とにかくシャッターを切りまくる。あっというまに雲の中に消えていってします。ああ、この雲邪魔だなぁ。

みんなで拍手をしたあとにのんびり撤収作業。見学していた元えびの湯では、JAXAの放送が入らないので、どうなったのかそわそわしながら作業を進めると、次々とシーケンスが正常に消化されていく報告が入る。
そして、15分後。HTV切り離しと予定軌道への投入成功の知らせが入る。よし、これで『ロケットの打ち上げは成功』だ。あとはHTV側の問題だな。

機材を片づけて西之表のホテルに帰ってきたら4時半過ぎてた。そのまま写真データをバックアップしたりと、なんだかんだで朝6時になる。さすがにつかれてそのまま倒れるように寝る。どうせこの後の予定はないんだから、ゆっくり寝れるのがありがたいわけで。

とにかく、夜間打ち上げはきれいですな。撮影は難しいけど、見るだけなら簡単ですから、一度は見学したほうがいいでしょう。


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プロフィール

おかざー

Author:おかざー
"馬車道Groove."代表らしい。
宇宙関連の同人誌を出したり、打上げや施設見学いったりしてます。

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