宇宙関連巡礼の旅 - Weblog版 - 人工衛星/探査機

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

にほんブログ村 科学ブログ 天文学・宇宙科学・天体観測へ
にほんブログ村

「まいど1号」運用終了

sohla-1.jpg
SOHLA-1『まいど1号』
©東大阪宇宙開発協同組合 / JAXA
 SOHLA-1『まいど1号』が10月10日に運用を終了したというニュースが流れた。

 既に資金難で運用を委託しているJAXAとの契約更新ができないとかで、いつまでいけるか心配だったわけだが、衛星の寿命より資金が尽きるほうが早かった。というか、運用に関してまで回す予算は最初から無かったのかもしれない。元々運用まで考えてなかったといえばしょうがないのかぁ。衛星を町工場レベルで作ることができるって証明するだけで精いっぱいだったのかなぁ。

 衛星は運用してナンボだ。運用次第で困難な状況から脱出したり、思ってもいない観測データーが取れたりする。まいど1号はNEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の受託案件であり、そこには衛星の運用までは入っていないんだから。

 とりあえず、町工場でも衛星は何とかなるという指針にはなった。JAXAの衛星バスのコピーだとかいろいろ言われている部分もあるが、町工場の組合でも衛星はなんとかなるという証明にはなっただろう。今、衛星を作っているメーカーだって最初は手探りや海外からの技術導入でやってきたんだから、立派なもんだよ。

 NEDOからの受託はもう1件残っている。はたして『まいど2号』はあるのだろうか。


衛星設計入門衛星設計入門
(2002/06)
不明

商品詳細を見る

にほんブログ村 科学ブログ 天文学・宇宙科学・天体観測へ
にほんブログ村

メッセンジャー、最後の水星フライバイ成功

CW0162741055G_RA_3_web.png
©NASA ©JHU/APL
 日本時間9月30日6時55分ちょっと前(原文の英語がShortly before 5:55 p.m.なので)に、水星探査機『メッセンジャー』は無事に最後の水星フライバイを終えたようだ。
 フライバイ後のテレメトリは正常で、ハイゲインアンテナでの通信が再開され次第順次観測データのダウンロードを開始。なんと最接近から15時間ちょっとで取得した画像を公開してしまった。

 すでに3回目の接近であり、チームに余裕があるのかもしれないが、ハイゲインアンテナが24時間使える体制にあるNASAだからできる技だなぁ。これが日本だったら、せいぜいスイングバイの前後の運用はNASAからDSNを借りて行い、データは臼田64mか内之浦34mの可視時間まで待って行われるんだろうなぁ。日本にも海外局ほしいよなぁ。あ、ちゃんと計算してないのでアレですが、ひょっとしたら臼田で可視が可能な時間で運用もできるかもしれないですね。そのへんはBepiColomboで確認できそうですが…。

 この後、軌道変換作業を行えばいよいよ旅路のクライマックス、水星周回軌道投入だ。予定では2011年3月18日、1年半後の話。その間、メッセンジャー水星軌道付近を5周して水星とのタイミングを合わせるのだ(水星は軌道を6周)。数字だけ見ればあと534日もある。長いなぁと思うが、あの『MUSEC-C(はやぶさ)』だってもう来年の6月には戻ってくる(必ず!)。意外と早いもんですよ。年食った証拠かなぁ…。


みるみる理解できる太陽と惑星 新訂版 (ニュートンムック Newton別冊サイエンステキストシリーズ)みるみる理解できる太陽と惑星 新訂版 (ニュートンムック Newton別冊サイエンステキストシリーズ)
(2009/06)
不明

商品詳細を見る

にほんブログ村 科学ブログ 天文学・宇宙科学・天体観測へ
にほんブログ村

水星探査機『メッセンジャー』まもなく最終マニューバ

MessengerOrbitA.jpg
 NASA水星探査機『メッセンジャー』が、まもなく最終フライバイを迎えます。

 水星探査は1974年にマリナー10号が観測しただけで、水星の表面写真は全体の45%しか撮影できなかったくらいだ。
 地上から観測するにしても太陽に近いため1年の半分は太陽光のため観測ができない。残りの半分も朝や夕方など限られた時間でしか観測ができないので、まだまだ未知の部分が多い惑星なのである。

 じゃぁ探査機を飛ばせばと思うかもしれないが、太陽に近いために温度設計が厳しい。地球より内側の軌道なので、大量の燃料も必要だ。NASAの予算削減の影響だってある。1990年代になるまで具体的な水星探査計画が動かなかったのは、難易度と有人計画や火星、ISSなど予算への比率などの影響も少なからずある。

 そんななか、2004年に打ち上げられた『メッセンジャー』が最後の水星フライバイと軌道変換(DSM)を2009年9月29日(UTC)に行い、成功すれば2011年に水星周回軌道へと向かうことになる。

 飛行軌道は見事なまでのスイングバイ。地球を一旦離脱したあとは、地球→(DSM-1)→金星→金星→(DSM-2)→水星→(DSM-3)→水星→(DSM-4)→水星→(DSM-5)→水星周回軌道投入マニューバ→水星周回軌道 という、スイングバイ6回、DSM5回行ってやっと周回軌道に投入できる状態になる。こりゃ大変だ。

 すでに前2回のスイングバイ時に表面写真などを大量に撮影することには成功しており、マリナー10号からの技術的進化を見せつけてくれている。だが、メッセンジャーの最大の目的は、水星軌道上での一定期間連続観測であるのだから、まだまだ先は長いのだ。

 打ち上げから5年、そろそろ衛星にトラブルが発生しないとも限らない年数が来ている。NASAには膨大なノウハウがあり、対応年数も計算しているとは思うが、やっぱり心配なのである。

 とりあえず、そろそろ接近にともなって水星の表面写真が公開されてくるだろう。近水点は200km、かなり詳細な写真が得られるでしょう。今後数日は情報から目が離せませんね。


太陽系惑星の謎を解く太陽系惑星の謎を解く
(2009/02/26)
渡部 好恵

商品詳細を見る

にほんブログ村 科学ブログ 天文学・宇宙科学・天体観測へ
にほんブログ村

OICETS(きらり)停波で考えること

oicets.jpg
©JAXA
 光衛星通信実験衛星OICETS(きらり)が停波作業を行い運用を停止した。

 想定運用期間は1年だったが、実際は4年間となり、エキストラミッションも達成という、衛星にとってはほぼ満点な状態での勇退となったようだ。

 衛星間光通信、地上と衛星軌道での光通信など、今後の高速通信にはかかせない実用実験を行っていたので、成果の実用転用が進むと観測データーなど、すぐに欲しいものの転送に絶大な威力を発揮するのだろう。
 ただし、光衛星通信がどこまで長距離化できるかは今後の課題だ。もし深宇宙探査機に転用できたとすればかなりのものだろう。

 このOICETS(きらり)は、ドニエプルロケットで打ち上げられているので、ちょっと軌道を調べてみた。まぁ、どんなロケットで打ち上げても、最適な軌道はそんなに変わらないわけで…。
 とりあえず、遠地点608km / 近地点577kmなので、しばらくはそのままぐるぐる地球を回っておりますな。
 同時に打上げたINDEX(れいめい)も近い軌道なのですが、こちらはまだまだ動かす気まんまんです。このあたり管理が旧NASDAか旧ISASの差なのでしょう。

停波ってことはスペースデブリも増えたってこと。停波した衛星は地球に再突入させて消滅させるようにしないとねぇ。


ロケットと宇宙開発 決定版 (Gakken Mook 大人の科学マガジン別冊)ロケットと宇宙開発 決定版 (Gakken Mook 大人の科学マガジン別冊)
(2009/07)
大人の科学マガジン編集部

商品詳細を見る

にほんブログ村 科学ブログ 天文学・宇宙科学・天体観測へ
にほんブログ村

SELENEミッション終了

no_kaguya.jpg

かぐやはちゃんと月に帰れたようです。

ただ淡々と作業は行われ、ほぼ予定通りの場所に落下させた。41万人の名前とともに、永遠に月面に留まるだろう。再び人間が月面に行き持って帰るとかいうことをしなければ、だが。

あちこちで話題になっているので、あまり書くことは無い。新聞の1面を飾ったということは、それだけこのミッションは注目されていたのだろう。まだまだ記事になることは少ない宇宙開発、科学ミッションである。今後は今回よりも多く目にするような広報を目指して欲しい。

JAXAのかぐや追跡データから、かぐやとおきなの絵が消えた。本当に落下したんだなぁ。

にほんブログ村 科学ブログ 天文学・宇宙科学・天体観測へ
にほんブログ村

プロフィール

おかざー

Author:おかざー
"馬車道Groove."代表らしい。
宇宙関連の同人誌を出したり、打上げや施設見学いったりしてます。

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
RSS
アクセスカウンター
twitter
今日は何の日?
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。